Hello! 元英語教師のユキです。
たくさんの中学生に英語を教えてきて感じることは、会話の力が付きにくいことです。私自身も学校教育では英語を話せるようにはなりませんでした....
では、私はどうやって英会話を身に付けたのか。英会話への扉をあけてくれたのは、大学4年生の秋の2週間のカナダ短期語学留学。たったの2週間です!この2週間でばっちり英語脳をゲットしました。やったー!!
2週間の短期語学留学後は、ひたすら独学。語学留学後を終えた翌年の春にめでたく中学教師になり、中学1年から3年までの中学英語を教えることに。そして、英語脳をゲットした私に中学英語がサクッと脳にはまり、どんどん吸収。そこそこ話せるようになりました!!!
そこで実感したのが、中学英語でいいんじゃない、ってこと。毎日ネイティブのALT(アシスタントの英語の先生)と授業の打ち合わせをしたり雑談したりしてましたが、ほぼ中学英語で事足りていました。
英語が話せるって実は中学英語が基本中の基本だとはっきり言えます。高校で学習した難しい英文や英文法は一旦捨て、中学英語の初歩の初歩からレーニングする方が断然英会話力が速く身に付きます。ある意味、「私全く英語できません。」という人の方がいいかも。
でも、ここで1つ分かっておいてほしいことは、中学校で学習したように勉強しても話せるようにはならないということです。ここにコツがあるんです。
今回は、2週間で英語脳をゲットし、1年かからず英語が話せるようになった私が、自分が英会話を習得できた実際の体験と長年英語教育に携わってきた経験、そして第二言語習得理論から、英語が話せるようになるために大切なことを5つにまとめました。
ぜひ、参考にしてください。
外国人や英語へのメンタルの不安を取り除くこと
「外国人が怖い」「完ぺきな英語でないとつうじないのではないか」といったメンタル面の不安を取り除くことが一番大切です。この不安が大きいとちょっとしたミスに心を折られてしまうことになります。
英語を話す外国人も同じ人間で多少のミスがあっても英語は通じます。外国人が日本語を話すときにも間違いをしながら話していますね。英会話の成功を握るかぎは、「まあ、いっか」といったおおらかな精神です。
自分の英会話レベルを知ること
自分の英会話レベルを把握することです。
「読む」「聞く」のレベルは高くても、「話す」レベルはそれよりも低いのが普通です。例えば、英検2級を取得しているなら、会話レベルは2段階下の3級かそれ以下のレベルです。これは日本語でも同じです。私たちは日本語の難しい本が読めますが、話をしているときはそこまで難しい語彙や言い回しは使えません。
英会話を成功させるには、まずは自分が読んで簡単だと感じる程度の本を選ぶのがおすすめです。第二言語習得理論からも、自分が理解できるほんのちょっと上のレベルことが一番吸収しやすいと研究結果が出ています。
自分に合った目標を立てること
あなたはなぜ英会話を身に付けたいのですか。ネイティブ並みにペラペラ話せるようになりたいから? それとも、字幕なしで映画を見たいから? この2つはかなりレベルが高い目標です。
「英会話ができる」という人の中にもいろいろなレベルがあります。例えば、自分の生活に関することや身の回りのことなら大体意思を伝えられる、社会的な話題について自分の意見を伝えることができる、商談などの仕事の場で交渉することができる、などです。英会話初心者の方で仕事に必要でない方なら、自分のことや身近なことを伝えられるレベルの目標設定で十分です。
高すぎる目標や必要のない目標を立てることは、モチベーションを保つことが難しくなります。モチベーションを保つには、自分に合った目標を立てて、小さな「できた」を積み重ねることが大切です。
インプットとは何かを知ること
「インプット」という言葉を聞いたことがあると思います。
「インプット」とは英語での「読む」「聞く」に当たります。英語を聞いたり読んだりする中で、英語の単語や単語の使われ方、文法を頭に取り込むことです。
学校教育の中で行ってきた単語を覚えること、3単元や現在進行形など文法の知識を得ること、長文を読んで聞いたりして意味を考えることや日本語に訳すことは、インプットです。
インプットばかりしてきて英会話が全くできないという方がほとんどだと思いますが、悲しむ必要はありません。インプットは英会話に絶対に必要ですから。インプットに偏った学習を見直せばよいだけで、インプットをやめてしまうのは違う話です。インプットは、自分が足りないと感じたところを取り入れて、アウトプットへとつなげていきましょう。
アウトプットとは何かを知ること
「アウトプット」は「インプット」の反対です。英語では「話す」「書く」に当たります。 頭の中で単語や文法を組み立てて英語を出すことです。学校教育では、このアプトプットの練習が極端に少ないので、一向に会話ができるようになりません。
一見アウトプットしているように見えるペアでの会話練習ですが、よく見てみるとアウトプットではなく、やっぱりインプットだったということが多いのです。
それはどういう事かというと、与えられた会話文を声に出してペアで読んでいるだけ、単語を一部変えて言っているだけ、などはインプットです。
真のアプトプットとは、メモなど何も見ない状態で、言いたいことに合った単語を探し当て、文法を意識しながら単語を配置していくことが、 頭の中で行われていること。そして、それを口に出したり、書いたりしていることをアウトプットと言います。
アプトプットすることでしか英語が話せるようにはならないと、第2言語習得理論でも言われています。
気を付けなければならないのは、アウトプットを取り入れるということと、本当にアウトプットになっているかどうかということです。英会話を身に付けるには、本当のアウトプットを今すぐ始めていくことです。
アウトプットの場としては、オンライン英会話がおすすめです。いつでもどこでも隙間時間に手軽にしかも毎日取り組めるものがいいです。料金もリーズナブルなものが多いです。
まとめ
英語が話せるようになるために大切なことをまとめてみました。
特に強調して言いたのは、初心者でもアウトプットを始めること。学校教育でしてこなかったアプトプットを今すぐ始めることです。ここから、何ができて何ができないのか明確になってきます。
アプトプットしだすとたくさん間違います。でも、間違ってそれを修正していくことは、英会話習得上の必須のプロセスなんです。なので、どんどんアプトプットして修正してを繰り返していきましょう!!
英語が話せたら、海外旅行が楽しくなりますよ(^^♪
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