Hello! 英語塾講師のユキです。
突然ですが、中学生で学習する未来の表現2つ、覚えていますか?
そう、be going to と will です。
be going to = will て習ったよ。違いなんてあるの?
こんな質問が聞こえてきそうです。何をかくそう、私も同じように不思議に思ったことがあります。
書き換え問題でよく見るこの2つの未来表現、ニュアンスに決定的な違いがあるんです。
Will とbe going to の決定的な違いとは??
今回は、この決定的な違いを知って、スッキリしてもらいたいと思います。
早速、解説していきます!!
中学校で先に習うのはどっち? be going to? Will?
Will もbe going toも中学校2年生で習います。先に習うのは be going to です。ちょっと後にwill を習います。
そして、どちらも「・・・するつもりです」という意味。
では、決定的な違いってなんなんでしょうね~。
それを解くカギは、意外にもちゃんと教科書にありました!!
be going to と will の決定的な違いは、「○○している未来」かどうか?
日本語ではどちらも「~するつもりです」を意味するこの2つの表現。教科書には、このように書いてあります。
Be going to・・・「…するつもりです」など予定や計画している未来のことを表すには、「am[are, is] going to+動詞の原形」を使う。
助動詞will・・・「…するつもりです」「…(になる)でしょう」と意思や未来のことを表すには、「will+動詞の原形」を使う。会話などでは、I will はI’ll, It willはIt’llということが多い。
NEW HORIZON English Course 2 基本文の説明より
決定的な違いは、be going toの説明の中にあります。
「○○している未来」というところです。〇〇には「計画」がはいります。「計画している未来」かどうか。
つまり、be going to は計画している未来を表して、will は計画していない未来なんです。
「計画している未来」ってどういうことか。
それは、もう既に動き出している計画ということです。例えば、「We’re going to have a meeting.(私たちは来週会議があります)」この場合、会議の日程も決まって、参加する人も決まって、話し合う内容も決まって、、、と何かしら会議に向けて動き出しているという状況です。
ちなみに、be going to のbe goingは進行形なんですよ。to以下の状況にgoing しているんですね。
be going to と will の例文をチェック!
まずは、be going to の例文を見てみましょう。
例:We’re going to leave Japan.
もう日本を発つ日にちも決めて、飛行機のチケットも手配して、、、とすでに計画され、もう出発に向かっている状況 です。なので、be going to がピッタリ来ます。まだ、チケットを取っていなくても、気持ちがすでにそこに向かっている場合もOKです!
次にwillの例も見てみましょう。
例:OK, mom. I’ll clean my room!
willの方は、すでに計画されたものではありません。お母さんにうるさく言われて「部屋の掃除をするよ!」と、今ポンっと決めた状況です。
表にまとめると、
be going to | (すでに計画されていて)~するつもりです |
will | (今ポンって思って)~するつもりです |
Be going to とwill のニュアンスの違い、分かりましたか?
私はこの違いをはっきり知ったとき、ほんと目からウロコでした。スッキリ~!
「違うなら違うって中学生の時に教えてくれたらよかったのにぃ~」。でも、教科書にさらっと書いてあったんですね‥‥💦
これでばっちり!使い分けクイズ! be going to? will?
は~い、それでは違いが分かったところでクイズ!!!
Q:( )に、be going to かwill、どっちかを入れていきましょう。
① 明日はいよいよ待ちに待った彼とのデート。
I ( )date with him.
② 苦手な上司に、飲みに行かないかと誘われた…。
Sorry, I ( )see a dentist after work.
③ 友達と出かける予定が急にドタキャン。じゃあ、ケーキでも作ろうかな。
I ( ) make cake for my family.
答えです。
①am going to
デートの約束をしてあって計画しているのでbe going to.
②am going to
お医者さんに行くことはすでに計画しているということで、断っても悪い感じは受けません。willだと今誘われたから「病院に行こう」って決めた感じに。上司との関係が今後ちょっと心配かも…。
③will
急に何も予定がなくなった状況ですね。さあ、何をするかと考え、今ポンっとケーキを作ることにしたよって感じです。
be going to とwill の使い分けは絶対必要か?
ここまで、be going to とwillの違いを説明してきましたが、この2つの未来表現の使い分けは必要なのでしょうか?
私の答えは「絶対ではありませーん!!」
えぇっ??って思うかもしれませんが、計画していたかどうかなんて会話の中ではそこまで気にならないので、どっちでもいいです。
使いやすい方を使えばOK。使い分けは、もっと余裕が出てきてからで大丈夫なので、will が使いやすい人はwill, be going to が使いやすい人はbe going to を使っていきましょう。
1つに決めてって言われたら、私はbe going to かな。過去形でも使えて、「~する予定だったんだけど・・・」って使えるので。
どっちも大して変わらないんじゃあ、なんで違いを勉強したのかなって疑問かもしれませんが、違いがあるってことを知っていることが大事です。
全く同じ意味なら2つも表現いりませんよね。違う表現があるってことは、そこには必ずニュアンスの違いがあるということ。
覚えておいて損はなし!!英語の奥深さや面白さが味わえます。今後の英語学習が楽しくなってくること間違いなしです!
be going to とwill の違い まとめ
この2つの未来表現の違いはこれ!
- 「計画していいる未来」かどうか
- 既に計画していたらbe going to
- ポンっと今こうしようって決めたことはwill
でも、使い分けはそんなに必要ないので使える方を使ってOK。どっちかというとbe going to がおすすめです。
I was going to study in the morning, but I couldn’t.
「午前中勉強するつもりだったけど、できんかったわ。」過去にもできるので、使い勝手がいいです。
どっちを使うべきかで悩んで、結局英語を発することができなかったというのが一番もったいない。とにかく、どっちでも大して変わらないのでどんどん「…するつもりよ」って口に出していきましょう!
違いを知ってスッキリして、英会話に役立ててもらえたらうれしいです。
ではまた次回、『中学校で教わらない!?違いシリーズ』でお会いしましょう!!
もし、この違い教えて~っていうのがあったら、お気軽にご連絡くださいね(^▽^)/
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