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【スッキリ中学英語文法】過去形にするとなぜ丁寧になるのか? 中学生で教えない英文法

どうして、”Can” の過去形 ”Could” をつかうと丁寧な表現になるんですか? 

今回は、この謎に迫ってみます。

生徒さんに、過去形にすると丁寧にする理由を話したら、

「初めて知った!! 納得だわ! これだったら、Can you ?  も Could you ? も両方まとめて覚えられたのに!」と、悔しそうでした。

理由そんなに難しくないですもんね。

なのに、なんで中学、高校、大学も出てるのに、初めて知るかな???

私もこのことを知ったのは教員になってからです。

英語の先生だから学び続けていて、知った知識なんですよね。

私も衝撃でした。だって、理由が簡単だし、分かってたら納得して使える。
ネイティブの感覚も感じられる。

もう、ほんと、そういうこと、中学生でも分かるから教えてあげてよ~って思います!

ということで、今回は
「英語は過去形にすると丁寧になるわけ」をお伝えします(^▽^)/ 

皆さん、スッキリしてね♡

まずは、過去形にすると丁寧になる文を復習

Can you take our picture?
(私たちの写真をとってくれる?)
Could you take our picture?
(私たちの写真をとってくれませんか?)

Will you open the window?
(窓を開けてくれる?)
Would you open the window?
(窓を開けてくれませんか?)

canの過去形はcould、
willの過去形はwould です。

なので、

“Can you ?” を “Colud you ?” ,
“Will you ?” を “Would you ? ”
にすると丁寧な表現になります。

どちらも「していただけませんか」という意味です。

中学校の先生は過去形だよって説明もしません。
丁寧にお願いするときの表現ですよ、って言うだけ。

もしかしたら、先生もなんで過去形が丁寧になるかを知らないかもしれません。

先生も日本の学校教育で英語を学んだ人。
知らない可能性が高いかもです。

中学英語を使える英語に!

過去形にすると丁寧になるのは、なぜ?

人と話しているときをイメージしてみましょう。

ふつうは自分も相手も同じ現在にいますね。
現在形の”can”、”will” を使うということは、相手と同じところにいます。

相手との距離が近いんですね。

なので、”Can you ?”、“Will you ?” は家族や友達、親しい人に使う表現になります。

では、相手に丁寧にお願いしたいときはどうするか。

相手のとの距離をとるために、自分の立ち位置を過去にするんです。

過去形にするということは、自分が過去に一歩下がるということ。

過去形にすることで相手のとの距離が生まれます。

このちょっと離れた感じが丁寧さにつながっているんです。

英語は、過去形を使って相手との距離をとる言葉なんですね。

日本語は、「おっしゃる」とか「申す」とか、相手を上げる表現やへりくだる表現があります。

文化の違いも感じますね。

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Would you ? と Could you ? の違いは?

ニュアンスの違いはあります。

でも、さほど大きな違いはないので、どちらでもいいです。

無難なのは、”Could you ?” です。

私も ”Could you ?” をいっぱい使ってます。

英語の丁寧な言い方を練習しよう

では、丁寧な言い方でお願いできるように、練習してみましょう。

正解は1つではありません。

自分ならこう言うなー、ということを英語にしてみましょう。

Q1.お客様からお電話が。話したい相手は外出中。なんてお願いしよう??

(例)
Could (Would) you call him back later?
Could (Would) you call his cell phone?

Q2.新しい企画書(a new proposal )を作った。自分の上司(my boss)に読んでほしい。なんてお願いしよう??

(例)
Could (Would) you read my new proposal?
Could (Would) you check my new proposal?

Q3.テスト中に消しゴムが落ちちゃった。どうしよう。なんてお願いしよう??

(例)
Could (would) you take my eraser on the floor?
Could (Would) you give me an eraser?

他にも考えられる英文はありそうですね。

これは?っていうのがあったら、コメントくださいね。

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過去形にするとなぜ丁寧になるのか まとめ

Will you ? → Would you?
Can you ? → Could you ?

相手がいる現在から過去へ下がります。

過去形を使うということは、相手との間に距離を生み出しているということ。

「相手との距離=丁寧さ」になります。

このことをはじめて知った生徒さん
「これ知ってたら、両方かんたんに覚えられるやん!」
「学生のときにしりたかったわ~(-_-;)」
と言っていました。

暗記しなくてもいいんですよ。
たいていは納得のいく理由があるんで。

こういう知識は、英語の面白いところだと思うんですけどね。
ネイティブの感覚を知って話せるほうが絶対いいし。

では、今回はここまでにしたいと思います。

中学英語も奥が深くて楽しいんだなーって思ってもらえたらうれしいです。

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